「人生を変えた本」 これを読んでいきなり会社を辞めてしまうわけにはいきません。残念ながらサラリーマン生活は、しばらくの間続きます。私もあとどれくらい働き続けるのか分かりません。
もし会社で1日12時間働いたとしたら、1年で12時間×稼働日20日間×12ヶ月=2880時間、仕事のことを考え続けることになります。これは1年間8760時間あり、睡眠時間1日7時間を差し引くと人生の46%の時間を仕事に費やします。
このたくさんの時間を楽しく過ごすのと、イヤイヤ過ごすのでは人生だいぶ違ってくるのではないでしょうか?
サラリーマン生活を楽しく、心穏やかに過ごすにはどうしたらいいか・・・、私は下記に紹介する「人生を変えた本」を読んだおかげでだいぶ気持ちが楽になりました。サラリーマン生活以外でも家庭で過ごす時間が平穏でなくては、人生楽しくなりません。そちらについても本を紹介したいと思います。
とりあえずこのページの下記部分を読んでみてください、そして「人生を変えた本」を読んでより文章を噛みしめてください。必ず何か考えさせられるはずです、そして自分の考え方や行動が変わりだします。あとはそれを継続し続けることです、私はこの本の内容を忘れないように「人を動かす原則」を持ち歩いています。
人を動かす (デール・カーネギー)
「人を動かす」 この題名を聞いて、「人を操ったり、こきつかったりする」と勘違いした方も多いのではないでしょうか?簡単にいうと「人の心を動かす」と言い換えたほうがいいと思います。
本の内容
この本でデール・カーネギーが最も言いたいこと。それは、「人の心をムリに動かしても決して動かない、相手の心を自発的に動かさない限り、本当の理解は得られない」ということです。
人は他者から重要な人物だと思われたい生き物です。そして人は自分が大切で自分が大好きです、自分が正しいと思っていて他人からいろんな指摘を受けても自分の信念を変えようとしません。だからムリに人を動かそうとしても、動くわけがありません。
「相手の立場に立って考える」簡単なようで、普段忘れていることだと思います。自分が上司の立場で仕事をしたら、彼の仕事を自分がもし請け負ったらって考えると、彼も大変だなぁというふうに思うはずです。上司への愚痴も減るはずです。
会社の会議で相手に議論で勝ったとしても、それは勝利とはいいません。相手の自尊心を傷つけただけです、自分が満足しているだけです。
私のお気に入りの本のエピソード(抜粋)
人を説得する12の原則「おだやかに話す」から
優しい親切なやり方は、どんな場合でも激しい力ずくのやり方よりはるかに効果のあるもの。(北風と太陽の話を引用してます、北風はビュービュー風を吹かせて老人のオーバーを取ろうとした、だけど老人は寒くてコートを決して離さない。一方太陽は優しく暖かい光をそそいだ、そうしたら老人は暑くて自然にコートを脱いだ)
人を説得する12の原則「誤りを指摘しない」から
われわれはあまり大した抵抗を感じないで自分の考え方を変える場合がよくある。ところが人から誤りを指摘されると、腹を立てて、意地を張る。われわれは実にいいかげんな動機からいろんな信念を持つようになる。だが、その信念を誰かが変えさせようとすると、がむしゃらに反対する。
われわれが重視しているのは、明らかに信念そのものではなく、危機に瀕した自尊心なのである。”わたしの”というなんでもない言葉が、実は人の世の中ではいちばん大切な言葉である。結局、われわれの論議は、大抵の場合、自分の信念を固執するための論拠を見出す努力に終始することになる。
人を動かす3原則「盗人にも5分の理を認める」
他人のあら探しは何の役にも立たない。相手はすぐさま防御体制をしいて、なんとか自分を正当化しようとするだろう。それに自尊心を傷つけられた相手は、結局、反抗心をおこすことになりまことに危険である。
動物の訓練では、よいことをした時に褒美をやった場合と、間違えた時に罰を与えた場合とを比べると、前の場合のほうがよく物事を覚え、訓練の効果が上がることを実証した。また、その後の研究から、同じことが人間にも当てはまることが明らかにされている。批判するだけでは永続的な効果は期待できず、むしろ相手の怒りを買うのがおちである
子どもが育つ魔法の言葉(ドロシー・ロー・ノルト)
この本は皇太子さまが記者会見で本の内容を引用して、注目を集めました。子育てに悩んでいる方、子どもを持つ予定がある方はぜひ読んでおくべき本です。子どもの予定がなくても、きっといろんな「気づき」があるはずです。
本の内容
子どもに対して、「あれやっちゃいけない」「こうしたらダメ!」と怒鳴ってばかりいる親御さんも多いのではないでしょうか?また子どもに対して過剰な期待をかけすぎていませんか?子どもは親から、親はこどもから学んでいます。子どもをまわりの子と比較しすぎていませんか、その子だけがもっているものを大切にすることを忘れてはいませんか?
とにかく筆者は優しい分かりやすい言葉で読者に語り続けます、その言葉にすべての人が「はっ」とさせられることでしょう。子育てという視点だけでなく、自分自身を見直すこともできます。1日かからずに読み終えることのできる本です。
私のお気に入りの本のエピソード(抜粋)
皇太子さまが引用していた文の一部 「子は親の鏡」けなされて育つと子どもは人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと子どもは乱暴になる
不安な気持ちで育てると子どもは不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもはみじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人をうらやんでばかりいると、子どもも人をうらやむようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう(この後、本には更に続きがあります)
・自分にやさしくなれれば子どもにもやさしくなれる
・「駄目よ」と言う前に「こうしなさいね」と子どもに教えてください
・子どもがいっぺんに親の思い通りに変わるなんてそんなこと決して思ってはいけません・人と違うから辛いのではなく違いを認めないから辛くなってしまうのです
・大人は子どもの力を引き出す鍵をにぎっている、だから子どもの最良の手本でありたい
・期待しすぎると子どもは疲れてしまう・規則で縛り付けると子どもは抜け道を探す
・何でも言うことを聞いていると子どもは自己中心的になる
・失敗ばかりさせていると、物事を途中で投げ出す子になる
・約束をやぶってばかりいると子どもはやる気をなくす
きっと上記の文章を読んだだけでも、「はっ」と気づいた方は多いのではないでしょうか。このサイトのこのページに出会ったのも何かの運だと思います、このまま流してしまわず本を手にとって更に読み進めることをお薦め致します。