REITは何も日本に限った話ではありません。
アメリカ、オーストラリア、カナダ、シンガポール、日本、韓国、フランス、香港、オランダ、ベルギー、ニュージーランドなど、世界中にREIT市場があります。イギリス、ノルウェーなども導入を検討しています。
最も大きくそして歴史のあるREITはアメリカ(US-REIT)です。法律が制定されたのは1960年、J-REITは2000年ですから40年以上の差があります。また時価総額においても世界の7割程度はアメリカが占めていると言われているほど大きいです。
次に大きいREITマーケットなのはオーストラリア(LPT)です。オーストラリアも法律が制定されたのは、1971年ということでこちらも相当古いです。
時価総額を見ると、2013年現在日本は10兆円なのですが、アメリカは40兆円を超えています。実に4倍のREITマーケットの規模を持っています。銘柄数もすでに150以上もあります。医療施設REITなどまだ日本にはないタイプのREITも上場しています。
US-REITのサイト
http://www.nareit.com/
オーストラリアは約9兆円で、日本と同じくらいのREITマーケットになっています。オーストラリアのREITはLPT(Listed Property Trusts)と呼ばれていて、日本のREITのお手本はUS-REITではなく、このオーストラリアを参考にしたと言われています。
ヨーロッパは少出遅れ感がありますが、不動産をバランスシートから除こうとする昔の日本の流れと同じです。規模は大きくなると予想されています。
利回りは変動するので何とも言えませんが、J-REITの利回りよりも高いのがUS-REIT、LPTです。US-REITは5%弱、LPTは7%近い利回りです。
世界のREITを購入するには?
投資信託経由で購入するのが一般的です。
DIAM ワールド・リート・インカム・オープン(毎月決算コース)
(愛称:世界家主倶楽部)
日本を除くREITに分散して投資している投資信託になります。US-REIT以外にも、オーストラリアにも投資をしており、世界各地のREITに投資している投資信託と言えます。
こちらは文字どおりUS-REITで運用する投資信託になります。
世界のREITや投資信託を詳しく知るには?
世界のリート
http://yoga.itigo.jp/reit.html
こちらのサイトは特に投資信託に関して、詳しい情報が掲載されています。投資信託のレポートから世界のREIT情勢を見て取ることができます。