個人投資家のためのJ-REITフォーラムのパネルディスカッション、今回が最終回です。
アドバンス・レジデンスと日レジの合併が報道されました。実は今回のフォーラムのパネルディスカッションでは、このREIT合併の話がよく出てきました。
ただ今回の報道の件は特には語られなかったですね・・それでは続きです。
3.REIT官民ファンドについて
3-1 期待できるポイントとは
3-2 利用を検討しているか
3-3 REITへの影響をどうみているか
(ジ:ジャパンホテル、ケ:ケネディクス 山:REITアナリスト山崎氏という意味です)
ケ:投資法人債の償還が近づくと、REIT全体にとって官民ファンドは有益。早く第1号を見たい(実績として)
ケネディクスは2012年まで償還がないので、使う予定なし。
ジ:官民ファンドは投資法人債だけが対象なので、期待はずれだった。ジャパンホテルは投資法人債を発行していないので、利用できない。ニューシティの次がでたら大問題なので、市場にとっては有益。通常の融資もOKだったら・・・
4.REITの合併について
4-1 参加するかしないか?
4-2 現制度の阻害は?
ケ:やはりREITは規模が大きくないとだめ、ケネディクスも4年もの歳月を費やして2000億に達した。M&Aはこれを早く実現することができる、また独立系ということでM&Aが可能。(大手はスポンサーがついていて、なかなか実現はできないが)
ジ:ホテルは2つしかないので合併は・・・やはりREITは規模が重要ですべてにおいて強い。またスポンサーの名前で決まるところもあり、大手じゃないと過少評価される傾向がある。
山:ジャパンホテルは複合系REITとの合併があるのでは?(ジ:投資方針が合っているかどうか)
山:REITはいったん合併などして、銘柄数を減らしたあとでまた増やせばいいと考えている。投資家のためにもそれがいい。合併は一発逆転があるんで、ビ・ライフなどはそれを狙っている
ケネディクスはかなり言葉を濁していましたが、M&Aには前向きという印象を受けました。たぶん他の参加者の方も、私と同じ印象を持たれたのではないかと思います・・・・